KEIDAI

神様の住処のコンバージョン

神様が心地良く過ごせるように、神社の「境内」そのものを表現することを目指した神棚。
各部材は、①鎮守の森 ②参道 ③鳥居 ④本堂 を表しており、それらが組み合わさることで一つの安定したオブジェとなっている。
材料であるヒノキは、ある神社の社殿に使用されていた木材を、建替えに伴い入手し、表面を鉋で削り上げて再利用している。
神様の住処(神社)に使われていた木で、神様の小さな住処(神棚)を作ることで、神様にとって心地良い空間になると考えた。
伊勢神宮では、式年遷宮で解体した古材を境内の社殿や鳥居、また日本各地の神社の材料に再利用しており、本神棚は1000年以上続くこの文化を継承したものである。